【1998年】【4月】ユーズドゲームズ総集編
ツイッターで予告してましたが初紹介となる、ユーズドゲームズ総集編 1998年4月30日発行 です。
Vol.1(1996年7月末)~4(1997年8月末)の総集編となっており、凄いボリュームなので、まとめるのに恐ろしく時間が掛かりました><
目次もおびただしいタイトル数ですが、Vol.1だけ横書き・左綴じで2~4の逆となっており、後ろから読む形式となっています。
総集編特別企画、中古ソフト販売は本当に違法なのか?98年3月にCESAが違法中古ソフト撲滅キャンペーンを展開すると新聞広告を載せたわけですが、中古メインの雑誌、ユーズドゲームとしては触れないわけに行きませんよね^^; 結果は20年経った今も中古屋が存在しているわけですが、当時のメーカー71社にアンケート取っていて半分弱が回答。現行機以前ならよい、懐かしい、自分も中古を買う等、撲滅前提といったムードでは無かった様です。
マイナーゲーム特集で、鋼鉄帝国、グランヒストリア、マグナブラバン、摩天伝説、シャドウラン、アルカエスト等が紹介されてます。私も名前知ってたのが半部位で、遊んだ事あるのは海原川瀬、あっぱれゲートボール、ピットファイター位ですが、…まぁ別に無理して遊ばなくてもいいような…^^
メガドラ特集です。まず初級編でソニック、ベアナックル、ゴールデンアックス、サンダーフォース、大戦略の各シリーズにアイラブミッキーマウスや私も好きなMEGAQ等を薦め、こちらの中級編でトレジャーやゲームアーツのゲームや一部の洋ゲーを薦め、上級編でおそ松くんやウッドストックや帝王ソダン等、闇の部分に触れつつコミックスゾーン等レアソフトも解説してます。
シリーズソフトとその1作目特集。ヘラクレスの栄光、くにお、メガ転、サガ、ドラキュラ、北斗の拳を2~4ページで紹介しつつ、DQ・FF・マリオ・信長・ファミスタ・ボンバーマン・桃太郎等のド定番はまとめて紹介し、最後にシリーズ本数のランキングで締めてます。1位はくにおシリーズの22本でしたが、20年経った今はどうなってるんでしょうね^^
後に単行本化される名物コーナー、バカゲー専科。ムーンウォーカーのメガドラ版は何でアーケードの移植じゃなく、オリジナルになったんですかね^^ 他、バトルゴルファー唯、ファーストサムライ、アイドル八犬伝、マインドシーカー等が紹介されてます。
名作シューティング特集。グラⅡ、スーダラ、究極タイガー、ファンタジーゾーン、R-TYPEⅠとPCエンジンの名移植に続いてメガCDのシルフィード、多機種で展開するアレスタシリーズ、そしてこのスーファミオリジナルのアクスレイの紹介です。アクスレイはデモ、技術、演出、音楽は凄いと思うのですが、シューティングの面白さとしては正直物足りなかった様な^^;
充実!中古ゲームライフの特集で、約20年前に理想のゲーム環境について研究してます^^ 今もなお人によって答えは違うと思いますが、様々なクラシックミニやアーカイブスが続々リリースされたりレトロフリークなんてハードも登場したりで、お手軽さは今の方があるかもですね。そして登場するコレクターはヘビーな方ばかりで、月に14・5万とは凄いなあ^^; お金もですがコレクターは常に置き場所が悩みの種だと思いますが、私のゲーム誌はどんどん電子化されて場所要らずです^^
そうした濃いマニアの心を捉えた光るマイナーゲーも紹介されていて、鋼、ルドラの秘宝、ギミック!が取り上げられてます。こちらは当時の同僚が会社に持って来て見せてもらったのですが、タイトル通り仕掛けが凝ってて、驚いたと記憶してます。
正式名はニンテンドウパワーとなりましたが、500円でゲームを書き換えれるディスクシステムをパワーアップした様な、自分で好きなスーファミのin1が作れる夢の様な企画でした^^ 品切れ問題や中古対策にもなった筈なのですが、登場したのが遅すぎたか、空ロムの値段が高かったのか、爆発的だったディスクシステムと比べて全然盛り上がらなかった印象です。私はマリオ尽くしの1本を作ろうとして、結局マリコレだけ書き込んだまま放置して気が付けばサービス終了してました^^;
で、アンケートランキングですが、6位スーパーメトロイド・FFⅥ・FE紋章の謎、9位ダークキングダム・ミスティックアーク・ロマサガと続くのですが同率が多いって事は、全然票が集まらなかったのでは…><
対戦ゲーム特集。ファイナルリバース、ランバートに続き、私の大好き且つ、リアルタイムSLGの始祖じゃね?と思っているヘルツォーク・ツヴァイと、友人らで遊びまくったモトローダーが紹介されてます!^^ 他、定番のボンバーマン等も紹介されてるのですが、ダンジョンエクスプローラーが対戦でなく共闘メインなのにこじつけで載ってるのは、無理ありすぎ^^; 面白いので気持ちは判りますが…。
スーパースコープやファミリートレーナーと言った周辺機器や、MSXとマスターシステムをハードの悲劇(ドーハと掛けてない…よね^^;)として紹介してます。スーパースコープは米で大ヒットした筈だし、ファミトレもそこそこ売れてたうえDDRやWii Fitの礎になってると思うし、MSXは8bit御三家と渡り合ったホビーパソコンの最終形だったと思うので、悲劇って程では無いと思うのですけれど。
プレミアソフトのコーナーでは、当時から筆頭と言えるメタルスレーダーグローリー(2.48万円)に始まり、コミックスゾーン(1.9万円)やリップルアイランド(6980円)を紹介してます。
パッケに「世界初○○システム」と書いてあったり、他業界のクリエイターを起用したり、盛大な発表会を開いたり、読者のアイデアを募集したりといった、超大作ではなくチョー大作ゲームをバカに…いやマジメに紹介してます。しかしゲームのラインナップを見ても、期待を煽った割にコケたって括りでも無さそうだし、正直分かり難い企画でした><
チョー大作特集なのに、どうやら比較としてなのか超大作を連発するスクウェアの歴史を振り返ってます^^ DOGも含んでるので年表の1作目がファミコンのテグザーって事に^^;
美食俱楽部の番外?ギャルゲーコーナー。以前紹介したギャルズアイランドではギャルゲーの始祖はフリスキートムとの主張でしたが、こちらではワルキューレの冒険と主張しつつ、ギャルゲー=クソゲーの様な図式となっているのを嘆いてます^^
なお、シルキーリップやあねさんやワンダーモモ等のタイトルをレビューしてます。
スーパー32Xやファミコンディスクシステムの特集もありますが、こちらはオールドバソゲー特集。ディーヴァはチョー大作でも名前が上がっていましたが、他、イース、ジーザス、テグザーといった定番と、地球戦士ライーザ改めファミコン版の銀河の三人も紹介されてます^^;
そして山下彰氏のインタビュー。ベーマガとチャレアベ、パソコンサンデーの話題が嬉しいです^^ 好きだったのはシルフィードだそうですが、ファミコン版イースやファザナドゥ、ゼビウスの話なんかも出て来て、読み応えあります。
今月の一本…と言いつつ毎回何本かをお勧めするコーナー^^; チェルノブとかファイプロとかカービィとかスターソルジャーとかベアナックルとか、少しマイナーなものから普通にヒット作まで、色々取り上げてます。こちらの2本は、低スペックなGBへの移植としてセンスありましたね^^
ここから横書きとなってますが、創刊号より500円で買えるRPG特集。レンタヒーローもカエルも大ヒットはしませんでしたが、マニア人気はありましたよね。レンタヒーローは続編出ましたが、カエルはリメイクとか続編出ないのかな?
他、ソウルブレイダー、チャイルズクエスト、ヴァーミリオン、ガイア幻想記等々、珠玉混合な感じで紹介されてます。
創刊号のプレミアソフト探検隊。マジカルチェイス(1.28万円)をしっかり取り上げてます。この時はまだメタルスレイダーグローリーは1.98万円なのですね。パノラマコットン1.48万円、アテナ1.28万円とかも凄いですが、ダライアスアルファ2.48万円すげえ!><
同じく創刊号のファミコンディスク特集では、ゼルダ、メトロイド、ファミ探、バレーボール、スマッシュピンポンと任天堂の名作他、高速スクロールが凄かったこちらのザナック等、サードパーティーのゲームも紹介してます。