【1986年】【8月号・10月号】Beep 1986.08&10

予告しておりました、Beep 1986年8月号・10月号 となります。

8月号は特集的に、ずっと紹介したかった号です。10月号は特集そんなになんですが、幾つか理由あって紹介となります。しかし表紙の痛みが激しいなあ><

8月号目次。ずっと紹介したいと思っていた、遠藤さんとつくったBEEP。こういう号良いですね^^

当然インタビューから。まずは当時27歳の生い立ちからで、渋谷生まれ・3人兄弟の長男・運動音痴・勉強は出来た・幼稚園からピアノ・中学はブラバンでトランペット・高校はキーボードやエレキベース・大学は千葉大工学部…そして仕事が面白そうと言う事でナムコへ。プログラマ研修受けてプログラマになったのに、実験的な作業でキャラデザを始める^^ そしてストーリーや言語まで。ソルやスペシャルフラッグは隠れキャラとはちょっと違うとか、ドルアーガはアドベンチャー迷路ものとか、イシターはまっとうなRPGでキャラが成長するとか、今更え?って話も^^;

遠藤氏本当はアタリに入りたかっただけあって、アタリのゲーム好きなんですよね。トラックボールを使うマーブルマッドネスを除き、スターウォーズもメジャーハポックもバトルゾーンもカッコ良いベクタースキャン!私のVoxel Suviversは、これらの素敵ゲームをオマージュさせて頂いてます(似非ワイヤーフレームですが^^) メジャーハポックがお好きなのでカイの冒険を作られたのですよね。他、アイ ロボットやカンタムやテンペストもお好きとの事。

なお補完となるこちらの記事も良いですね^^

様々なメディアで語られてる、ゼビウスはイデオンの影響を受けている!私もガンダムより先にイデオン観たのでかなり好きなのですが、正直赤のマダラ模様以外影響がよく分からなかったですが、主に設定面なんですね。そして当時からアニメは日本が世界一になれる映像媒体との事ですが、鋭いですねー。当時はゲームも世界一じゃね?という気持ちもありますが、ゲームはもう今や世界になかなか資金力で太刀打ちできなくなって、なのにアニメは今も世界でトップ走ってますよねー^^ 他にもマクロス愛おぼ、ガンダムⅢ、エルガイム、ダンバイン、テクノポリス等がオススメとの事で、いやあアニオタですなあ。

みうらじゅん氏とファミコンについてや、スターフォース等の上田氏と今後のアーケードについて対談されてます。上田氏は7年で20本くらい作ったそうで、今なんて数年で1本しか関われなかったりするので、羨ましいですねー^^ ロケテに来るのはマニアとよその会社の開発ばかりなのに、そこで売上をみるのは奇妙とかの文句も言われてます^^;

こちらの記事がこの対談を振り返ってて面白いです。

ファミコン特集ではまずスターソルジャーのマップや、ビッグスターブレインなんかも載ってます。わたしのゲームでもオマージュさせて頂きました!>< 高橋名人と毛利名人の対決映画、GAME KINGも紹介されてますね。

他スーマリ2、ソロモンの鍵、バベルの塔、スーパーチャイニーズ等がカラーでマップやらアイテムやらが紹介されてます。

アーケードコーナーはイシターに続いてアルゴスの戦士の紹介。夕日が本当に印象的で綺麗でしたねー^^ まぁ私ファミコン版チラッと遊んだだけですが。

セガの知らないアクションファイターに続いて、やはり知らない妖獣伝。結構前にアケアカになってるのですね。戦場の狼的に自分でスクロールさせる地上面と、強制スクロールの空中面の両方あるようです。ビデオゲーム人気10も載ってますが、怒が1位!^^

パソゲーは北斗の拳に続いてMSXのザナック。ファミコン版は結構遊びましたが、MSXが先に出たのですよね。ハードウェアスクロールも無いしスプライトも4枚しか横に並ばないのに頑張るなあ^^ 他、スペランカーやジャイロダインも載ってるのですが、それぞれファミコンから移植されてたの知らんかった。

パソゲーベストヒット21はハイドライドⅡが1位でザナドゥが2位!いやあホント抜きつ抜かれつなライバルな感じですねえ^^ コンシューマはファミコンのラインナップがやはり強すぎます!セガはSG1000とマークⅢのランキングが統合されてますね。

10月号目次。ゲームの美学と3大ファミコンシューティング特集です。

最近出来た任天堂ミュージアムに巨大コントローラが展示されてるそうですが、86年にもうやってて凄い。しかも一応遊べるって^^ そしてゲームの美学特集で、まずはエンディングの美学。北斗の拳、グラディウスの他に、ドラクエ、ファイナルゾーン、レリクス、がんばれゴエモン、アメリカントラックにカラテカが紹介されてますが、私がこの頃で好きなのは…Willとかαはちと物足りないし…やはりレリクスとかヴァリスとかルクソールのエンディングかなあ。あ、エンディングでキャラやパイロットが女性と分かるメトロイドやFC沙羅曼蛇!

散り際の美学、おもしろプレイの美学等を経て、サウンドの美学。当時ゲーム音楽がフルオーケストラで聴けるとか、画期的でしたよね^^ 私ドラクエのカルテットのコンサートは行った事あるのですが、やはりフルオーケストラの行きたかったなあ。そしてイデオンなんかも演奏して欲しかった(オイ><)

いわゆるクロスレビューが無いBeepですが、お買い得表が載ってます。私半分位は遊んでますが、スーパーゼビウスやZガンダムはもっと低くて、メトロイドはぶっちぎりに高いと思いますけれどね!

3大ファミコンシューティング激突として、まず前ページで結構高評価だったテラクレスタ。グラフィックも綺麗だし、私も好きでしたが難しくてあんまり先見れなかった気がする^^; そもそも5機揃ったら強制的に火の鳥発動じゃなく、分離ボタンで任意で使わせて欲しかったですね。そして次はやはり高得点だったZガンダムが紹介されてますが、急造した横スク面が劣化テグザーみたいでマジつまんないのですよねー><

テラクレスタやASOより高評価だったスーパーゼビウス。多彩なステージのグラフィックとか、広範囲にエイミングされるブラスターとか、パキュラ破壊時のSEとか、好きな所も多いのですが、変に企画が頑張ってザッバーだけとかブラスターだけとかシューティングとしてつまんない面があったり、何よりも謎解きしないとループしちゃうというのが駄目でしたねー^^;

アーケードコーナーはイシターから。これ某所のでは欠落してるページなのですよねー。まあ他の雑誌でも載ってる情報ばかりかと思いますが。イシターは私の自作ゲームVoxel Survivorsでもオマージュさせて頂いております(ダイマ^^)

こちらのアテナも某所のは右半分が欠落してましたね。アテナってビキニアーマー女子ゲーの始祖ではないでしょうか!?その後も子孫?が続編やKOFシリーズで活躍し続ける人気ぶりなの、凄いですよね^^

Beepにもメーカー訪問ページがこんな初期からあるのですね。こちらの第5回は日本ファルコム。加藤社長がぱのらま島が日本初のRPGだと言っちゃってますね^^; 83年12月なので光栄のダンジョンとは同時期なものの、剣と魔法やクフ王の秘密のが古いですが…。

88multi2
  • 88multi2
  • レトロゲーム誌収集とその電子化・研究に今更ハマったロートルゲーム開発者・3児の父。研究の成果?をまったり発表してます。以下のXにてブログの紹介等ポストもしてます。
    https://twitter.com/88MULTimkII