【1984年】【6月号・8月号】遊撃手 1984.06&08

予告しておりました、遊撃手 1984年6月号・8月号 となります。

久々の遊撃手紹介!念願の遊撃手を創刊号含む何冊か入手しました!^^

創刊号の目次。特集号かなと思う位AVGの記事がやたら多い^^ そして日本で最初のプロのブリッジプレイヤーと言う黒川昌夫氏のインタビューから始まってます。何と遊撃手最初の記事はトランプとは!(立派なゲームですが)

コンピュータゲームの記事としては、こちらのALPINE ENCONTERの紹介が最初となります。Apple用のスパイAVGでカラー含む8P使ってますが、全然知らねぇ^^;

続いてはトランシルバニア!これは私も88版友人に遊ばせて貰って超影響を受け、アスキーアートでパロディ版作ってたくらいなのですが、画面写真が全然載って無い…>< 変わりに吸血鬼ノスフェラチュ、ヤングフランケンシュタイン、吸血鬼ドラキュラの花嫁といった映画の写真が多数掲載されているのですが、それよりゲーム画面載せてくれ^^; そして女性レビュアーさんが女性主人公のゲームを激しく御所望されてますが、後にアンジェリークとかはプレイされたのかなあ。

続いて光栄の団地妻の誘惑ですが、パッケージでも画面写真でも無く、謎の外人ヌードと浮世絵らしきがやはり大量に掲載されてて意味分からん>< まあゲーム画面そんなに嬉しくもないですが、それにしても…輸入本のマジック塗りつぶし話で2P使うし^^ スキンセールスやHの様子もレポートしてますが、後半はまた画面も無くApple用のソフトポーンアドベンチャーのレビュー?になってて、もうね…^^;

ここでSF作家新井素子先生らのロードランナー対談。新井先生ログイン等のインタビューも受けられてましたが、Appleでいきなりミステリーハウス、チョップリフターにハマって買うとか、ゲーマーやなあ^^ 途中で小松左京先生の話が出て来て、AVGに興味をお持ちで将来、小説が吸収されて全く新しい表現形態が出来るのではと面白がってたそうなのですが、サウンドノベルなんかは正にそんな感じですかね。…ロードランナーは6時間遊んで朝になってた話が最後に出て来るだけやった>< 8月号では読者投稿面を多数紹介してますが。

惑星メフィウス・同Ⅱのレビューではようやく沢山の画面写真が^^ B級スペースオペラっぽいとの事ですが、正にそんな感じでしたね。いや遊んだ事はほぼ無いのですが^^; コマンド入力に加えて画面のカーソル移動して叩くとか、メフィウスが最初なのですかね?動きが遅くて条件シビアだそうですが、私牢屋から出られなかった気がする><

続いてぱのらま島。ファルコムの最初期のRPGですが、4Pあってまた画面写真が1枚も無い^^; 私も遊んだ事無いのですが、食料が必要なのに入手方法が運だったりが辛いのに、それ以上に待ち時間(曰く遊んでない時間)が多いそうで…遊ばなくて良かったかな^^

安田先生の連載ですが、小説→映画化やその逆の流れにゲーム化が加わり出したって話。それまでゲームと言えばアクション(シューティング)しかなく、キャラも小さかったのでゲーム出来る作品が限られてたのに、ZORKといったAVGの登場でゲーム化出来るタイトルがグッと増えた頃ですね。イギリス制作のスパイ物ドラマ、プリズナーNo.6がゲーム化にピッタリではって考察されてるのですが、そんな古いドラマ知らねえ><

全後のゲーム批評ってこの遊撃手を参考にしたのではって思ってるのですが、正に遊戯批評って座談会やってます。この創刊号全体的にAVGの記事が多いですが、こちらの議題も日米のAVGについて。当時の日本のAVGはまだ立ち上がったばかりなので仕方ないのですが、質量共にApple用が充実してたのでそちらに傾倒するのも止む無しかと思います。しかしトランシルバニアを例に、結末が成功ばかりとか1回限りだとつまらないとの指摘が出てますが、サウンドノベルが正にこの辺解決してましたね^^

アドベンチャーゲーム通論。連載の1回目は、ジャンルの説明をミステリーハウスを題材にしてる感じです。アクションやシューティングしか無かった時代に、いかにもアーケードでは遊べないアドベンチャーの出現は本当に新鮮でした。

そして10P使ってのウィズ徹底解析。とされだけ使ってもまずキャラ作成から装備を整えて出発までとなります^^;

8月号の目次。リアルタイムゲーム特集!…何かうっすら見覚えがあるなあと思ったら、リアタイで唯一買った1冊で、電子化した後実家から発掘されました!>< そして女性レーサーでポールポジションを取られた物部氏のインタビューからですが、ゲーム誌の巻頭カラーで何で?^^;

リアルタイムゲーム特集まずはApple用のワンオンワンと、ドンキーコングぽいハードハットマックが紹介されてます。三時間掛かってやっと1面クリアで、2面がクリア出来ないとは相当難しい?

続いてアルフォス!私が88で1番遊んだかもなゲームですねー^^ ディスク版出してマップ/キャラエディタとか付けてくれてたら、もう延々遊んでただろうなー。続いてサンダーフォースですが、どうしてフルカラーかつ高速スクロールなX1版でなく背景2色の88版!?マップエディタが付いたからかもですが、こちらはあんまり作りたいと思わなかったのですよね。それよりもゼビウスに全財産を喰いつぶされた人が作ったんだろうなとか頓珍漢なこと言われてますよ吉村さん!!バリアントは知らないゲームですが、3つで1番ノリが良いそうです。

データモストの3作を一気見!アズテックは移植版の出来はイマイチっぽかったですが、それでも毎回マップもアイテム/敵配置も変わるのが本当にワクワクして遊んでました!閉じ込められて水攻めにあった時にダイナマイト無かった時の絶望感たるや!銃も剣も入手する前にデカい怪物が現れたら逃げの一手ですが、慌てて壁にぶつかって目を回したりと、当時にしては物凄くリアルで色んな行動バリエーションあって、90年代のマシンでリメイクか続編遊びたかった!><パイルストードはひょっとしたら世界最初の対戦武器格闘かもですね。スワッシュバックラーは対戦ゲームでは無いですが、左右から現れる様々な敵を次々剣で倒しまくるという、スパルタンXやゴールデンアックスの祖先な気もします。それぞれ、83年にしては凄い革新的なゲームだったのではないでしょうか!

ピンボールゲームをかなり詳しい方が紹介してます。ムーンボールは遊ぶ機会無かったですが、パソコンゲームランキングブックとかも大変高評価でしたね。ボールパニカー私は普通に楽しんだのですが、細かい突っ込み多数で好きじゃ無いとの事。スーパーピンボールもそれなりに楽しみましたが、こちらは痛快で変な魅力があるそうです。ミッドナイトマジックは海外で人気でしたが、やはりこれらで一番好きとの事。

アーケードゲームを語ってて、ポン、ブロック崩し、スペースインベーダー、アステロイド、Qbart、ロボトロン、ディフェンダー、パックマン、ギャラクシアン、ギャラガ、ギャプラスといったタイトルが次々挙がってます。続くこちらのページでもスターウォーズやディグダグ等のタイトルが出ますが、香港のコピーソフトの話に^^; 更にその後海外のゲーム誌や日本のゲーセンのスコアランキングの話も出てますが、84年なのでまだメストは出て無いしベーマガも始めてない頃ですよね。後マイコンからゲーセン移植は無いし、ロードランナーあってもやるかどうかとか無理って話も出てますが、移植されてヒットしました。テトリスなんか大ヒットですよね^^

後に日本の8bit機にも移植されるガムボールとスペアチェンジのレビュー。ガムボールは88版遊びましたが、ひたすら色違いのガムを仕分けしまくるのですよね。斬新でしたけどゲームウオッチ的であまり楽しいと思いませんでしたし、木曜日のスピードについていける人はかなりのマゾヒストではと書かれてます^^; スペアチェンジは遊んだ事無いので動画観てもコイン集めるしか意味わからんかったですが、このレビューでようやくわかりました^^ 両方好きなタイプではありませんが、どちらも日本でロードランナーやチョップリフターの様なヒットはしなかったですよね。

日本のゲームがアメリカでも人気なお話。ホント21世紀の今は大作化が進み過ぎてすっかり任天堂以外は厳しい感じですが、80年代前後のアーケードゲームは、日本が世界のリードをしてて輝いてたと思います!^^ スペースインベーダー、平安京エイリアン、パックマン、ドンキーコング等のタイトルが挙がってます。

ゲーム批評でもKOF95製作者の反論が載ったことがありましたが、こちらは光栄ダンジョンの攻略記事の最後に、ダンジョンのゲームデザイナー魚田一成氏からの遊撃手批評。ログインは軽薄で遊撃手のファンとしつつも、無駄な記事の指摘や、正確で鋭い批評ができないなら長く続かないといった主張をされてます。まあ実際長く続かないのですが^^; また理解が歪んでてRPGは日本では決して定着しない旨も主張されてますが、80年代後半以降40年程ずっと、日本じゃRPGが一番人気ジャンルなんだなこれが^^

インフォコムの訪問レポート。MITの研究グループの頃からの成り立ち、ゾーク開発話、販売話、移植話等に、新作のスタークロスの話も結構してるのですが、知らないしググってもよく分からず、販売されました?

コピーの匿名座談会。全国探してもコピー1枚も持って無いユーザーは居ないって断言しててすげえ^^; 京都にも寺町電気街の外れにレンタルショップがありましたが、どこの県にもそういったコピーソフトを扱ってる店ってあったのでしょうか?それとも関東ならアキバとか、関西なら日本橋のソフマップとかに集ってたのですかね?プロテクト外すのがAVGみたいで楽しいって話が出て来るのですが、それ友人も言ってたなあ…。

アドベンチャーゲーム通論、連載の3回目ではミステリーハウスの序盤を攻略。面白そうだなあ遊びたかったなあ^^

88multi2
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  • レトロゲーム誌収集とその電子化・研究に今更ハマったロートルゲーム開発者・3児の父。研究の成果?をまったり発表してます。ブログの紹介ツイッターもやってます。
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