【1987年】【1月】チャレンジ!!パソコンアドベンチャーゲーム
明けましておめでとうございます!今年もペースは落としつつですが、引き続き色々なレトロゲーム誌を紹介出来るといいなあと思っています^^
さて新年の1冊目は、チャレンジ!!パソコンアドベンチャーゲーム。巻末に昭和62年1月20日第1刷発行とあるのですが、スタジオベントスタッフのサイトによるとこの表紙は再刊版で、1986年12月発売だそうで…前回のコンプティーク1987年1月号と順番逆に紹介すべきだったかも^^;
以前紹介したアドベンチャーゲーム必勝本と同じ山下章氏の著書ですが、出版社が違いベーマガの電波新聞社です。
目次からカラーです。アドベンチャーゲーム必勝本と比べカラーが大幅に多いのに、紹介されているゲーム数も更に多くて素晴らしい1冊です。
まずはアドベンチャーゲーム講座として、目的(宝探し・救出・推理等)、背景(SF・ファンタジー・パロディ等)、形態(絵の有無・入力方法)による分類。マッピング。謎解きについて解説してます。
ベーマガのチャレアベの連載を再編集して、ヒント的な全画面紹介と、完全攻略のアドバイスとなっています。
新竹取物語は、キャラデザが好きではありませんでしたが、背景グラフィックとか大変美しかったと思います。ザースのグラフィックも素晴らしく、以前載せれなかったミリカちゃんが、カラーで載ってました^^
堀井氏の3部作で私が一番好きな軽井沢誘拐案内が各章のマップ付きで載っているのと、同じエニックス販売の槇村氏作、エルドラド伝奇です。これらの作品はエロゲでは全くないのですが、セクシーな?チラリがあちこちで見られます^^
ファミコンにも移植された人気作、サラダの国のトマト姫と、MSXマガジンの読者投票で高得点だった黄金の墓です。前作デゼニランドや続編の続・黄金の墓も載ってます^^
アドベンチャーゲーム必勝本では白黒で分かりにくかったですが、カラーだと英雄伝説サーガの独特のグラフィックが分かり易いですね^^日本ファルコムのアステカも同じくカラーで載ってます。
私が88と一緒に買っちゃったガンダムⅠと、名作の移植版トランシルバニアも載ってます。ガンダムⅡも載ってますが、完結したんでかすかねこのシリーズ?
美少女の目パチアニメで人気が出た?デストラップⅡウィルと、88mkⅡに体験版が付いていた、ミコとアケミのジャングルアドベンチャーです。ジャングルアドベンチャーは白黒ページの「第5章ADVはこうして創られる」で創られた過程も詳細にレポートされてます。採用が早かった、瞬間画面表示のデータ圧縮についても載ってたりして面白い^^
スターアーサー伝説シリーズから、2作目の暗黒星雲と何とVHD版です。1・3作目も載ってますが、VHD版はビクターがかなり力を入れて造ったご様子で、しかし一体何本売れたんでしょうね^^;
本のタイトルは、ベーマガのコーナー名に沿ったのかアドベンチャーゲームのみですが、RPGも少しだけ紹介されてます。ブラックオニキスとハイドライドと同Ⅱのみですが。
アドベンチャーソフト総カタログとして、15ページ使って★◎○無印の4段階評価付きで紹介してます。
表参道アドベンチャーは日本最初のアドベンチャーゲームですね。この本で紹介されてるサザンクロスやタイムトンネルの評価は★です。私が88mkⅡと一緒に買ったリディアや、昔遊んだI/Oの魔女モヘカの館は無印^^;ラグランジュL2は◎ですが、やたら評判が良いのはファミコンのラグランジュポイントでしたっけ。
ハドソンの3作で、前2作は★なのにデゼニワールドが無印^^;またMSXマガジンの人気投票で2位と8位を獲得した作品含む、マジカルズゥが全体的にイマイチですね。
和製ミステリーハウス2作はやはりイマイチ。はーりぃふぉっくすやコロニーオデッセイ、日本ファルコム作品は高いですね。以前ポプコム創刊号でも触れた、ポニカのスパイ大作戦や幻魔大戦等は無印です^^;
ベーマガ本誌のレスキュー・アドベンチャーをワイド化したコーナーも用意。大量タイトルの読者の質問に、いい感じでヒントを与えてます^^ デゼニの棺桶開ける動詞はAttachと友人から聞いて脱力しましたが、「ハメル」「イレル」「ツケル」「サシコム」等英和辞典で調べまくって入力してとの事^^
人気で何冊も発刊された本だけに、本当に読み応えのある1冊となっていました。